平成 24 年 10 月、今後のドナー登録の推進について協議するため関係する機関・団体による打合せの開催を県に働きかけ、神奈川県保健予防課、神奈川県赤十字 血液センター、BМT神奈川の三者による初めての打 合せ会が持たれた。これからは三者が情報交換、連携を 密にして献血、ドナー登録の推進向上を目指すことを 確認し、3 者協議会がスタートした。 その第一歩として、平成 25 年 4 月から血液センタ ーと献血ルームの理解と協力を得て、横浜駅東口クロ スポート及びかわさきルフロン献血ルームで、BМT 神 奈川会員の説明員によるドナー登録の説明・登録を開 始した。また神奈川県からの緊急雇用創出基金委託事 業として、平成 25 年 9 月から平成 26 年 3 月まで、「骨 髄ドナー登録案内事業」、平成 26 年 5 月から 27 年 3 月まで「骨髄ドナー登録説明員育成事業」を実施し、2 か年でドナー登録の 説明 4,178 名、登録 2,718 名と大きな成 果を上げた。 平成 27 年 4 月か らは BMT 神奈川会 員の説明員により、 第2土曜日川崎・第4土 曜日横浜東口献血ルームで引き続き実施し、本年 2 月 末現在で説明 438 名、登録 299 名となっている。 この献血ルームでの骨髄ドナー登録両事業の最大の 成果は、登録者の増加及び血液センター・県・BМT 神 奈川の連携・協力態勢が一層深まったことである。また 職員の方々と説明員との相互理解が深まり、献血者に 声掛けを下さるなど、気運も盛り上がり、成果に結びつ いていると思う。さらに献血ルームから、献血併行型ド ナー登録へと連携、協力態勢の輪が広まり、今では、献 血車の配車計画の情報が随時いただけるようにもなっ た。献血、ドナー登録の共通課題である若い世代への働 きかけとして、各大学での献血併行型ドナー登録会が 大幅に増え、実績の向上につながっている。 このように登録会が増えることは大変嬉しいことで あるが、参加説明員(特に平日)の確保が課題となる。 移植を望むすべての患者さんがチャンスに恵まれます よう力を合わせて活動を進めていきましよう。 追記: 私が講師をしている看護専門学校の学生数人 が、「先生の講義を聞いて来ました」と、ドナー登録と 献血をしてくれました。学生仲間でチャンスの輪が広 まるようプッシュしました。チョット感動ものです。
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