東海大学医学部付属病院
地域における造血幹細胞移植療法の充実を目指して
東海大学医学部付属病院は、造血幹細胞移植療法の地域連携と人材育成の拠点として、良質な医療を提供することを目的とした機関です。
薬物療法では完治が困難な造血器疾患に対して、唯一、治癒可能な治療法が造血幹細胞移植療法です。同院では、これまでに血液腫瘍内科、小児科において、多くの造血幹細胞移植療法が施行され、造血器疾患に対して最先端の治療が行われております。 この度、同院は、厚生労働省「造血幹細胞移植医療体制整備事業」の対象として、平成26年10月10日付けで造血幹細胞移植推進拠点病院に選定(平成27年11月までに全国で9施設が選定)されました。 造血幹細胞移植推進拠点病院は、疾患の種類や病状に応じて3種類の造血幹細胞移植(骨髄移植、末梢血幹細胞移植、臍帯血移植)のうち適切な移植法を実施できる体制を確保した拠点的な病院として、造血幹細胞移植に関する人材育成や診療支援等を行うことにより地域の造血幹細胞移植医療体制の底上げを図ることを目的として、以下の事業を行います。
1.造血幹細胞移植医療人材育成事業 主に造血幹細胞移植に携わる専門的な医師や医療従事者の育成及び地域の医師等を対象とした研修事業を行います。
2.造血細胞移植コーディネート支援事業 移植医療関係者や関連機関と調整を行うことにより、移植/採取までの期間短縮を支援する、造血細胞移植コーディネーター(HCTC)を専任で配置し、地域の医療機関の医療従事者も参加する造血幹細胞移植に関するカンファレンスや勉強会等を開催します。
3.造血幹細胞移植地域連携事業 地域の医療機関の要請に応じて、造血幹細胞移植の専門医を派遣するなどの診療支援を行います。
http://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/
http://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/about/outline/hsc/